太極拳から気功へ

太極拳から気功へ

太極拳から氣功術

 

 

太極拳は楽しかった。
ゆっくりした動作が向いていたのだと思う。

 

ゆっくりした動作ではあったが、
先生の言われるようにすると、じわっと汗が出る。
ゆっくりした動作をよく見て、そのまま真似するのは得意である。
瞬発力はいらない
観察眼忍耐力継続である。

 

 

運動オンチの私だったが、
これは楽しんで継続することが出来た。
型が決まっているのが良い。

 

24式と言って、24の型があって順番に覚えていくのだ。

 

 

馬のたてがみを分ける、とか
鶴が羽を広げる、とか
琵琶法師が琵琶を抱える動作、とか

 

それぞれに意味があり、
そしてまた、それぞれが武術的な要素もあり
それなりの武術を習得しているかのような錯覚もあって、
覚えるのが楽しかった。

 

 

体で覚える、というのは
頭で覚えるのとはまた違う。

 

 

足の位置角度指先の動かし方姿勢体の向き
そのどれもが連携して
ゆっくりとした流れるような動作になっており
それを同時に全部、イメージ通りに身体を動かすことになるのだ。

 

 

呼吸も大切な要素で、浅い呼吸では
ゆっくりとした流れるような動作は、とうていできない。

 

非常に奥が深く、面白い。

 

 

 

「呼吸は故郷」

 

とは、後に氣功の師となった
女性の年配の先生から教えてもらった。

 

呼吸は故郷 なのだ 

 

全ては呼吸に始まり、呼吸に終わる。

 

 

 

初めのころはよく解らなかったが
今は本当にその通りだと思う。

 

呼吸は源、
呼吸がすべてと言っても良い。

 

 

 

太極拳氣功
行き着くところは同じだ。

 

ヨガでもピラティスでも仏教の教えでも
行き着くところはみな、同じなのではないかと思う。

 

 

 

ただ、私たちは元気に生きたい
できればよりよく生きたい

 

 

そのためのひとつの方法手段である。

 

型があるということは、型から入ればよいので解りやすい。
精神論や、思考を変えるマインドセットなどは
良いのかもしれないけれど、解りにくい。
どうやっていいのか具体的ではない。

 

 

その点、型があるというのはありがたい。
お手本の型の通りに動く。

 

少しも違わず、そっくりそのままコピーするように
真似をして動く。これが結構難しい。

 

そのうちに無心になる
集中すると瞑想状態だ。

 

 

いつの間にか自然と
気持ちも落ち着いて、呼吸も深くなる。

 

 

呼吸を意識するようになると
体調もグングンよくなった。

 

 

わけのわからない恐怖や、外で具合が悪くなる、
などとということも、だんだんと無くなっていった。

 

 

そして、強くなり

 

何物にも負けない
強靭な私が出来上がったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

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