五臓六腑各働き

肝臓のお仕事

自分の体でありながら、大切な臓器の役割って、

 

私たちは、あまり知らないのではないでしょうか?
私たちの体は、会社で例えるならば、私が社長さん。
オーナーです。 そして、脳は、優秀なマネージャー

 

臓器はひとつひとつ、大切な部署。働いているのは社員さんんですね。

 

社長である私は、社員さんの働きは、よ〜く知っておくべきです。
そして、たまには労いの言葉を掛けてあげたいものです。

 

誰だって、頑張っているのを、褒められるのは嬉しいですからね。

 

もっともっと、社長のためにいい働きをしよう!って気にもなります。

 

一生懸命頑張っていても、知ら〜んふりでは、やる気も出なくなってしまいますね。

 

…という事で、まずは、肝臓さんの働きから見ていきましょう。

 

 

肝臓は、体の中で最も重い臓器です。

 

 

取り入れた栄養を、分解・貯蔵する「代謝機能」と

 

「胆汁を生産する機能」と有害物質を分解する「解毒機能」を持っています。

 

 

お酒を飲んだ時、アルコールを分解・代謝する事はよく知られていますね。

 

 

特に、解毒機能の重要度は高く、毒物などを飲食した時だけに限らず、

 

薬を飲んだ時、過剰なストレスが掛かった時、
なども、解毒機能が働きます。

 

 

肝臓は、こうした、もともと体内に存在しなかった物質を

 

さまざまな化学反応を起こして、水に溶けやすい物質に変え、
腎臓へと送り出します。

 

 

注意しなければいけないのは、解毒後に運ばれる先の

 

腎臓が弱っていると、排出しなければいけない毒物が、

 

肝臓の中に溜まってきてしまいます。

 

 

 

他の臓器とも関連し合ってたくさんの働きをするので、

 

疲労しやすい臓器とも言えます。

 

 

毒物は、肝臓に一定以上溜まると、血液中に溶け出してしまいます。

 

 

 

その中のあるものが、皮膚の柔らかい部分へと運ばれ、

 

吹き出物として体外に出た場合、アトピー性皮膚炎と呼ばれたりするのです。

 

 

 

治療法は、

 

腹部の調律点(痢症活点)に注意して、硬直した部分を見つけたら、

 

 

 

『五臓六腑・お腹の反射区』
東洋医学の陰陽五行では、木火土金水のエレメントに 体の臓器も当てはめてあります。

 

五臓は、お腹の中にあるので腹をさわれば、色々な情報がわかる、という訳です。…
リンク
ameblo.jp

 

 

 

まずは、

 

蒸しタオルを当てて硬直をほぐし、その後「導氣」をする事で活性化を促します。

 

※ 導氣とは、氣を集めて手を当てる治療法です。

 

 

それと、肝臓にはもうひとつ、

 

他の臓器にはない、優れた能力があります。

 

 

それは、「再生能力」です。

 

 

外科的な手術で、多少切除してもしばらくすれば、元の状態に戻ります。
一度弱っても、立ち直る力があるのです。

 

素晴らしいですね。

 

 

 

肝腎要(カンジンカナメ) と言うように 

 

肝臓と腎臓、それから体にとって、動きの中心である腰は、
大変重要な箇所です。

 

 

 

肝臓さん、肝臓さん、

 

いつもたくさんのお仕事をこなしてくれて、ありがとう〜

 

 

 

パワフルなあなたを頼りにしてますよ…??(^.^)

 

 

 

 


心臓のお仕事

心臓は、肺と共に、
肋骨と胸骨に保護されている臓器です。

 

 

毎日24時間、休みなく働いて、
体中に血液を送っています。

 

ただし、心臓だけの力では血液を全身に運べないので、

 

下がる時には重力を、上がる時には血管周辺の筋肉の力を
借りることで循環しています。

 

 

・緊張したとき

 

・激しい運動をしたとき、

 

・恋をしているとき、

 

 

さまざまな場面で、心臓は鼓動を速めます。

 

 

 

これは、

 

「酸素が足りないから、血液をどんどん流せ」

 

「養分がもっと必要だから血液を流せ」

 

という、脳からの命令です。

 

 

 

心臓の不調の原因はさまざまですが、

 

ストレスを原因とするケースや、

 

最も多いのが、腕の極度の疲労からくるものです。

 

 

パソコンや美容師、農業など

 

手先、指先を酷使する職業の方によく見られます。

 

 

前かがみの姿勢での仕事は、肋骨が圧迫され、
その圧迫が、心臓や肺への負荷となるのです。

 

 

 

心臓に関する神経の分岐点は、胸椎の4番にあります。

 

肺に関する胸椎3番と共に、働きかけると良いです。

 

 

 

心臓は、意外と疲れやすいのですが、
あまり意識できないので、夜中に突然苦しくなったりもします。

 

 

 

夜中や明け方に症状が出る場合は、
胸椎3番4番を動かすような体操をして、

 

(両手を伸ばして前から頭上に上げ、手のひらを外に向けて真横まで腕を下ろす)

 

 

その後、蒸しタオルを数回
心臓の上に当てて、温めて寝ると効果的です。

 

 

心筋周辺、及び、硬直していた部分がほぐれ、
ぐっすり休めるようになります。

 

 

 

整体法では、「一息四脈」と言って、

 

吸って吐いての一呼吸の間に4回脈を打つ、という意味で、

 

心臓が正常に機能しているかどうかの目安にします。

 

 

熱が高めに出て、ハアハア息が荒くなっても
それに合わせて脈が速くなっていれば

 

心臓はきちんと機能している、という事です。

 

 

 

逆に、平熱でも脈が乱れている時は要注意です。

 

 

また、手足のむくみは心機能の低下が原因です。

 

 

こうしたむくみを防ぐには、立ち仕事であれば、
適度に足を屈伸するなどして筋肉をほぐし、

 

歩き回る仕事であれば、逆に休憩が必要です。

 

 

そうする事で、筋肉への疲労が緩和され
血液を押し上げる働きが維持できるようになり、

 

心臓の負担を軽減させることができます。

 

 

筋肉が血液を運ぶお手伝いをしているからですね。

 

 

筋肉疲労を緩和して、心臓に極度の
負荷が掛からないように、気を付けてあげましょう。

 

 

心臓さん、心臓さん、

 

いつも休まず働いてくれてありがとう。??

 

 

 

これからは、もっと気にして大事にするからね?(^^)/

 

 


脾臓のお仕事

脾臓は「秘臓」といって、

 

他の臓器に比べて未知の部分が多く、
まだよくわかっていない臓器なのです。

 

 

 

ですが、少なくとも西洋医学が考えている以上に
リンパ系に深く関わる臓器だとされています。

 

全身を巡るリンパ系統に属する唯一の臓器、

 

 

その働きから、免疫力、抵抗力に
深く密接に関連しています。

 

 

特にリンパ液は、体内に入り込んだ異物や
細菌からの防御腺になります。

 

 

免疫システムの機能低下を発端に、

 

ガンや糖尿病、ぜんそく、アトピー性皮膚炎
リウマチ、膠原病などが誘発されてしまいます。

 

 

現代人が最も多くかかる病気です。

 

 

なぜ、リンパ系がうまく働かなくなったかというと、

 

その原因は、肋間にあります。

 

 

免疫機能が低下した人は、肋間に硬直が見られます。

 

 

最近では、汗のかけない人が増えていて、
皮膚呼吸が出来ない分、呼吸器が弱くなります。

 

 

そうすると、肩が落ち、リンパ管の集中する
肋間が詰まってきてしまいます。

 

 

これがリンパの流れを妨げ、免疫力を低下させる
大きな要素となっているのです。

 

ひとたび、病原菌やウイルスが体内に入ると、
免疫系統が働いて駆除してくれます。

 

 

その防御機能の主軸が
体内に張り巡らされたリンパ腺(リンパ管)です。

 

 

全身に影響するリンパ液ですので、
流れが淀まないようにして、免疫力を高める努力が必要です。

 

 

リンパの流れを回復させるには、まず、肋間の硬直を取りつつ、
正常な位置にまで引き上げることから始めます。

 

リンパ管は、全身のところどころで「リンパ節」
という固まりを作っています。

 

 

・首の付け根(頸部)

 

・脇の下(腋窩部)

 

・足の付け根(鼠蹊部)

 

の3箇所が特に重要です。

 

 

免疫システムは、細菌やウィルスの処理だけではなく、

 

古くなった細胞や死んだ細胞など
健康な細胞とは異なった細胞を判別して
それも処理をしてくれます。

 

 

ガン細胞さえ標的として処理してくれるので、
リンパの力でガンを防ぐこともできるのです。

 

 

腹部で脾臓の異常を診る場合は、お臍の周辺を診ます。

 

そこに太い血管があるわけではないのに

 

なぜかトクトクと脈を打って、異常を知らせてくれます。

 

 

腋窩部と肋間にうまく働きかけて

 

リンパの流れを活性化させる体操をすると
免疫力が高まります。

 

 

肋間を緩め、可動性を高めましょう!

 

(リンパ体操についてはまた後日記載します)

 

 

病気を治すのは、私たち自身の免疫力ですね。

 

お医者さんと薬は、そのお手伝いに過ぎません。

 

 

 

不治の病からも、体を守ってくれるリンパ系です。

 

 

 

脾臓さん、脾臓さん、

 

 

 

不思議なパワーを持つあなたは、なんて魅力的なのでしょう!??

 

今後、私の健康を担ってくれる

 

要になること間違いなし!

 

 

 

更なる活躍に期待していますよ〜〜(^^)v♪


肺臓のお仕事

肺は、呼吸の中心となる器官です。

 

左右両方でテニスコート一面分の
広い表面積を持っていると言われています。

 

胃や腸と違って、肺自体は動けず、
肋骨や横隔膜が上下することで

 

肺が収縮・拡張し、初めて呼吸が成り立ちます。

 

 

肺は、私たちが思っている以上に大きな臓器ですが、

 

肋骨や筋肉に囲まれ、限られた空間内にあるため、
腕や肩、腰、背骨などからも大きな影響を受けます。

 

 

整体では、肺はとても重要な役割を担っている
と考えられています。

 

 

前回、脾臓(リンパ系)の免疫力のところでお話ししたように、
呼吸器が弱ってくると、リンパの流れに影響が出てくるからです。

 

免疫力の低下は、
さまざまな病気を引き起こす原因となります。

 

 

肺は、肋骨に取り囲まれていますが

 

背後には肩甲骨があり、下には横隔膜があります。

 

 

健康な肺であれば、そういった周囲の骨や組織をきちんと支えて
自然と背筋の伸びた姿勢になります。

 

 

しかし、肺が弱ってくると
だんだん前かがみになり、肋間が狭まり、肩が落ちてきます。

 

 

その状態が続くと、筋肉が硬直して
肺と心臓を圧迫した状態になります。

 

しかし、多少の圧迫であれば、肺は自ら元に戻ろうとします。

 

それが、咳や、くしゃみといった現象です。

 

 

 

また、肺は、腎臓と連携して活動しており、

 

毛穴や汗腺で行う皮膚呼吸の良し悪しが

 

肺の持つ生命力の強さに直結しています。

 

 

 

肺の働きが弱くなると

 

酸素と二酸化炭素の交換が上手く行われなくなり、
いつまでも新鮮な血液になりきれない状態になります。

 

それが、ろ過器官である腎臓に
大きな負担を強いることになるのです。

 

 

 

具体的に、肺を強くする方法は

 

「汗をかく体になること」です。

 

汗には、毛穴や汗腺に詰まった代謝物を
外に洗い出してくれる効果があります。

 

 

皮膚呼吸が十分に出来ると、肺への負担が軽減されて、
肺に本来の力が戻ってくるのです。

 

 

夏場の暑い時期や運動をした時に、

 

スッキリとした汗をかける体にするのが大切ですね。

 

 

また、肺は唯一、自分で意識して
動かせる臓器でもあります。

 

 

深い呼吸を、意識して行うことにより
さまざまな、良い現象を引き起こすことができます。

 

 

気持ちを落ち着かせるにもそうですが、
(イライラしなくなります)

 

血圧を下げる効果もあります。

 

 

深呼吸で、肺を大きく膨らませることによって
肋骨や横隔膜も動かすことができます。

 

 

内臓のストレッチだと思って
呼吸法を取り入れられることをおすすめします。

 

 

自分で動かせる臓器だからですね、

 

意識してやった方が良いと思います。

 

 

 

肺さん、肺さん、

 

 

大切なことなのに、呼吸を忘れていてごめんなさい。

 

いつも意識してやりますね。

 

 

他の臓器とも仲良く連携してくれてありがとう???

 

 

 

姿勢が良くなるように、いつも支えていてくださいね。(^.^)

 


腎臓のお仕事

腎臓は、
肝腎要(カンジンカナメ) の腎ですね。

 

内臓の中で、最重要ポイントです。

 

腎臓は、肝臓から送られてきた
血液や体液をろ過し、不要な分を、汗や尿として
体外へ排泄する役割りを持っています。

 

 

不用物は、たいていが尿として排泄されますが

 

トイレを我慢していたり、泌尿器科系に障害があると
不要物は、再度体内に吸収され、

 

今度は汗として体外へ出ようとします。

 

しかし、最近では汗をかけない人が増えていて、
不要物を排泄できないだけでなく、

 

体温調節の働きも出来なくなってしまいます。

 

 

こういう状態が続くと、本来なら尿や汗となって
体外へ排泄されるはずだった不要物が

 

 

再び腎臓に流れ込んで、蓄積されてしまいます。

 

 

なので、腎臓が悪くなると、下半身が熱く感じたり、

 

体温が発散されず、筋肉や内臓が疲労していき

 

 

熱中症に似た症状になったりすることがあります。

 

 

腎臓は、肺とも連携しているので、
皮膚呼吸が妨げられていくと、
肺でしか呼吸が出来なくなり、非常に疲れやすくなります。

 

 

そこで、血液を介した腎臓、肝臓、

 

肺での悪循環、負担の押し付け合いが始まる、と言うわけです。

 

 

このような負担の積み重ねで、腎臓が機能しなくなると

 

「腎不全」という病気になります。

 

腎臓は、まだ機能が働いている残りの部分が
普段の倍以上に頑張って、肩代わりしようとする性質があります。

 

 

健気な頑張り屋さんですが、
自覚症状もあまり感じられないので

 

「沈黙の臓器」とも言えます。

 

オーバーワークにならないように、気をつけてあげましょう。

 

 

では、状況を改善するには、どうすれば良いのかというと…

 

やはり、それは 「汗をかける体になる」という事です。

 

 

むやみにサウナなどで汗を出したのでは、

 

内臓を疲れさせるだけで、逆効果です。

 

 

 

軽い運動から始め、少しずつ体を動かしていくのがベターだと思われます。

 

体を温めるのも、良いかもしれませんね。

 

 

 

腎臓さん、腎臓さん、

 

 

毎日健気に働いてくれてありがとう〜??

 

でも、知らないうちにたくさん負担をかけてしまっていましたね。

 

 

 

これからは、しっかり運動して

 

汗をかける体になるからね〜〜*\(^o^)/*


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