氣功のコツは丹田を意識すること

丹田意識

氣功のコツは、まず、丹田を意識することである。

丹田は、お臍のちょっと下あたりにある。

誰にでもある。

丹田とは、氣が集まるところ

氣のセンター
氣の泉
氣の海
太陽みたいなもの

そこは、すごい力があるところなのだ。

目を閉じて、両手を丹田のあたりにおいて
そこに気持ちを置く

ここに意識を置くことで、氣が集まってくる。

おすもうさんなどは、ここにウンと力を入れるのだろうが、

氣功では、下腹に無理に力を入れなくても良い。

気持ちを置くだけで良いのだ。

まず、初心者は、
ここに氣の海、丹田がある、と解ることである。

ここにあるなぁ、と認識すればよいのである。

丹田に手を当てていると、
自然にそこがあたたかくなる。

目を閉じて集中して、そこに氣のボールを作る。
丹田に、氣の玉が入っているのをイメージするのである。

最初はそこに、なにも実態は無いように思うが
集中して感じているうちに氣のボールが
すーっと集まってきて、しっかりしたボールになってくる。

そのうちに、焚き火に当たるように
手が温かく、氣を感じられるようになる。

そうしたら、手を離して
手の平の上にも、氣のボールを作ってみる。
お腹に氣のボールをいれたまま、
もうひとつボールを作るのである。

手のひらの上にも、氣のボールを感じることができたなら
今度は、そのボールを大きく膨らましてみる。

大きくふくらませても、手の平からは落ちない。
ふくらませても、薄くなるだけで
氣はなくならないので大丈夫なのだ。

そして、今度は、
手の中の氣のボールを小さく縮めて、小さいボールにする。

小さくすると、熱く感じられる。

そして、リラックスして、また氣のボールを大きくする。

それをくり返すのである。

手の平のボールが大きくなる時に
丹田の中のボールも、大きく広がるようにイメージをする。

そして、終わるときには
手の中の氣のボールを合わせて、丹田の中のボールと
ひとつにして中にしまい込む。

中にしまった、と認識をすることが大事である。

丹田というのは、巨大なツボである。

その巨大なツボが開くので、終わったら意識して
そこを閉めなければならない。

これを「収功」という。

今日は、これでやめよう、と思う時に
忘れずに閉めていただきたい。

手で周りの氣を集めて、丹田の上からそれを押し入れて
フタを閉めるようにぐるぐるっと手をまわして閉める。

元気がもれないように、全部納めていただきたい。

こうした訓練は、イメージをすることで
より確かに氣のボールを感じることが出来るようになるのだ。

そして、やがて意念で氣を動かせるようになる。
意念とは、想像力と意思が合わさったものである。

氣を動かす事のできる名人
氣の達人への道は、

まず、丹田を知り、意識を置くことから始まる。

誰でも出来るようになるから、
楽しみながら、繰り返しやってみていただきたい。

お腹が温かくなるだけでも
体に良い変化が起こってくるよ。

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